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現代物理学

般若心経と現代物理学

中間子理論  イチローが般若心経の文字数と同じ数の262安打の大リーグの年間最多安打記録をつくった2004年は、連日、その活躍が話題となったが、過去にも、彼に勝るとも劣らぬ日本人はいた。芋とカエルを食べて練習に励み、全米水泳選手権で、牛肉を...
力学

ドアクローザー

 玄関のドアを開けると、そのままにしていても、ドアはひとりでに閉まる。通常、玄関ドアには図のようなドアクローザーが取り付けてあり、その中にはバネと油による粘性抵抗が組み込まれている。 実際のドアクローザーの仕組みはもう少し複雑なようだが、ド...
力学

ブランコとボタフメイロ

 ブランコを自分では振れずに、公園で母親に押してもらっていた幼児もやがて自分だけで上手に振れるようになる。母親に押してもらう場合は明らかに母親が仕事をしているが、自分で振る場合は、外力が働いていないのに何が仕事をするのだろうか。 まず、幼児...
力学

哀愁列車

ひまわり  再び、汽車に乗り、現在の妻子のもとに去っていく初老の男。それを無言で見送るかつての妻。汽車は朝靄の中を、汽笛を鳴らしてミラノの駅をゆっくりと加速しながら離れてゆく。ヴィットリオ・デ・シーカ監督の名作「ひまわり」のラストシ...
未分類

永久機関の話

周期運動によって重力場から永続的にエネルギーを取り出すことは不可能である。しかし、敢えて、その可能性を追求した人々がいた。彼らは重力による永久機関を作ろうとしたのである。その試みは、現在から見れば、「愚行の極み」であるが、力学の教材としては...
力学

メダカの学校は川の中

 長崎は坂の多い街だが、大学への通勤路にも、途中に長い坂があり、一時、そこを自転車で通勤していたことがあった。往きは峠の我家から坂をくだり降りれば、大学はもう目の前、ところが帰りは大変、疲れた体でペダルを踏み、夜の坂道を登らなけれ...
思い出

野菜炒めの思い出

 昭和40年代、四畳半一間暮らしの頃、近くの食堂でだされた野菜炒めには驚いた。肉が一切れも入っていなかったからである。どうしたことかと店主に尋ねると、「野菜炒め」と並んで「肉入り野菜炒め」と書かれたメニューを改めて見せられたが、それ以来、...
万葉集

秋の夜長の月物語

 うさぎが餅をつき、かぐや姫が住むという月。だが、アポロ宇宙飛行士が見たのは水も空気もなく、ただ荒涼とした世界であった。地球に最も近い天体に、古代から寄せられてきた人々の夢とロマンを科学は一方的に壊しているように思える。しかし、同時に、人...
茶飲み話

野崎小唄

          野崎参りは屋形船で参ろう           どこを向いても菜の花ざかり           粋な日傘に蝶々がとまる           呼んでみようか土手の人  直立不動の歌手、東海林太郎が昭和十年に歌った野崎...
現代物理学

人の寿命と原子の寿命

マクロとミクロの寿命  人も、その構成粒子である原子も、その寿命はともに有限であるが、人には履歴が記録されるのに対し、個々の原子に履歴は記録されない。人の死が主に老化や病気に起因するのに対し、原子の死は純粋に確率的となる。マクロな世...
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