思い出

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力学

少年の日の夢はアルキメデス

水中の物体は物体が押しのけた水の重さだけ軽くなる  筆者が、アルキメデスの原理とも呼ばれる浮力の法則を習ったのは中学の理科の時間であった。 図1 水中の物体に働く水圧  水中の物体に働く水圧は、図1のように、物体の表面に垂直に...
思い出

ポッチャン便所からの熱力学

天才と凡人 絶叫しながら王冠を持って裸のまま風呂からとび出したアルキメデスの話など、発見にまつわるエピソードは多いが、なかでも有名なのはニュートンとりんごの話であろう。ニュートンはペストの流行を避けて帰郷していたとき、生家の庭のり...
思い出

田舎のバスから60年

 情報化が進み、地球の裏側で起きていることまでが、リアルタイムのニュースとして茶の間に送られてくる現在では、もはや時代錯誤の感があるが、次の詩は、昔、教科書にもしばしば引用され、誰もが知っている詩であった。        山の彼方の空遠く幸...
思い出

野菜炒めの思い出

 昭和40年代、四畳半一間暮らしの頃、近くの食堂でだされた野菜炒めには驚いた。肉が一切れも入っていなかったからである。どうしたことかと店主に尋ねると、「野菜炒め」と並んで「肉入り野菜炒め」と書かれたメニューを改めて見せられたが、それ以来、...
思い出

ゲンコツ先生の思い出

 昭和二十八年、小学校三年生だった筆者のクラスの担任教師は白髪まじりの坊主頭で、当時もまだカーキー色の国民服を着ていた男の先生であった。算数の宿題を故意に忘れていた筆者は、その先生からよくゲンコツを見舞われたものだが、この年の六月に筑後川...
思い出

文学で綴るエントロピー

 まるで幽霊のように、われわれの体も、そして地球も、あらゆる障害物をすり抜けることのできる不思議な素粒子ニュートリノ、物質とほとんど相互作用をしないため、検出するのが難しく、さらに質量を持つかどうかも、最近まで不確かであったこの素粒子に広...
思い出

 縁日の思い出

セピア色の記憶のなかの少年は縁日の夜店で万華鏡を買った カーバイドの匂いとゆらめくアセチレンの灯りのなかで筒を回せばクルクルと移りかわりそれでいて同じ紋様は二度と現れない不思議な光の芸術が少年になけなしの小遣いをはたかせたのだろ...
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