万葉集

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秋の夜長の月物語(改訂版)

 うさぎが餅をつき、かぐや姫の住むという月。だが、アポロ宇宙飛行士が見た月は、水も空気もなく、ただ荒涼とした世界であった。しかし、科学は、地球に最も近い天体に古代から寄せられてきた人々の夢とロマンを壊しているだけではない。人間の知的好奇心...
SF

80日間世界一周

 小学校の算数で習う時計算を取り入れた小説に、フランスのジュール・ヴェルヌが100年以上前に書いた冒険小説がある。独身で金持ちの英国紳士が、世界一周の旅行計画を立てた。彼の綿密な計画表によれば、当時の蒸気船と蒸気機関車を乗り継げば、ぴった...
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筑紫路ぶらり紀行

 先に紹介した憶良や旅人などの老歌人も、この辺りを往来したのでしょうか。西鉄太宰府駅前から、都府楼跡方面へ向かう「歴史の散歩道」を、ひとり、例によって、のんべんだらりと歩いていると、観世音寺の案内板に出会いました。  憶良や...
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山上憶良 

   憶良らは今は罷らむ     子泣くらむ    それかの母も    吾(あ)を待つらむそ 親バカ今昔物語 「私、オクラはこのあたりで失礼いたします。家ではこどもが泣いているようですし、妻も私の帰りを待っているでしょ...
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旧暦の正月

 今年も、早1ヶ月が過ぎようとしていますが、旧歴では、まだ年は明けていません。旧暦の1月1日、つまり旧暦での正月は、通常、新暦の正月から1ヶ月以上遅れます。今年、2014年の場合、いつもより早く1月31日です。そして旧暦の正月は、長崎では、...
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秋の夜長の月物語

 うさぎが餅をつき、かぐや姫が住むという月。だが、アポロ宇宙飛行士が見たのは水も空気もなく、ただ荒涼とした世界であった。地球に最も近い天体に、古代から寄せられてきた人々の夢とロマンを科学は一方的に壊しているように思える。しかし、同時に、人...
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