回転運動

力学

妖怪に牛耳られた力学教育

抗力はその作用点が動かないので、物体全体にエネルギーを供給することはできないが、抗力のする仕事を禁じると、複合運動でのエネルギー保存則が説明できなくなる。
力学

檻に繋がれた高校力学

 これまで本ブログで何度も指摘してきたが、「抗力は作用点が動かないので仕事をしない」とする誤った固定観念が、40年もの長きに亘って高校の力学を檻に繋いできたようである。それを檻から解放するには、物理教育界に流布している混乱した仕事の概念を...
力学

運動方程式とエネルギー保存則

 初等力学におけるエネルギー保存則は運動方程式から導かれる。極めて当然なことだがそれをあえて示してみよう。 図1 斜面をころがる円柱  図1のように、傾斜角θの斜面を、質量M、半径α、中心軸の周りの慣性モーメントIの円柱が滑ら...
力学

どうする?物理教育! 第2弾

 「抗力も仕事をする」と主張し、四方八方からエネルギー保存則に反するではないかと 猛反発を受けたにも関わらず、性懲りもなく今度は「抗力だけでなく摩擦も仕事をする」と言えば、さてはトンデモ説の在庫整理かと、もはや相手にされず一笑に付されよう...
力学

反抗期の1年を振り返れば

 今頃になって反抗期だとは? だが、今、筆者の2022年を漢字一文字で振り返れば、この漢字をおいて他にはない。一般には、ほとんど知られていない定年後の反抗期だが、昔から筆者の知るだけでも、エントロピーは神話だとか、相対論は間違って...
力学

単一運動と複合運動の仕事

仕事は「力と作用点の変位との内積」か、それとも「力と物体の変位との内積(ただし、回転運動に対しては「力のモーメントと回転角の変位)かを巡る論争。
力学

ニュートン力学の「仕事」

抗力はその作用点が動かないので、系にエネルギーを供給することはできないが、系の異なる運動形態の間でのエネルギーのやり取りには抗力のする仕事が必要である。
力学

鎖の噴水

鎖の水平運動 図1 鎖の水平運動  線密度ρの長い鎖が、摩擦の無視できる水平な台上の原点(x=0)に、最初、一塊になって置かれ、その鎖の一端Aに力Fを加え、A点を一定の速さvで動かし、時刻tが経過したとき、A点のx座標がxにな...
力学

高校物理教科書は「トンデモ本」か?!

運動方程式に現れる力が、その運動に仕事をしないことがありうるだろうか。運動方程式に現れる抗力のする仕事について議論する。
力学

軸性ベクトルと空間反転

現象に対して空間反転をするか、観測者の左右の概念を反転させるかで極性ベクトルと軸性ベクトルの定義が入れ替わる。
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