力学

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とんでる爺さんのトンデモ物理学?

A: 長崎のGさんの仙台での学会発表には皆さん驚いていたよ。(第71回年次大会 東北学院大学2016.3.21) B: 爺さん、遠路はるばるやって来て、何喋ったのだ。 A: Gさん、抗力が仕事をすると言い出してね。皆、ポカーンと、口開けて聞...
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束縛力は仕事をするか?

 いきなり、そう問われたら、筆者も、つい、うっかりし、次のように答えてしまうかも知れない。      たとえ太陽が西から昇ろうとも      束縛力が仕事をすることはない  束縛力とは、床からの抗力のように作用点が動かない力のことだから、そ...
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偏心円柱の転がり運動

大学院入試過去問より 問題  図1のように半径a 、質量M の一様な円柱に、円柱の中心軸から距離b の位置に質量m の大きさが無視できる重りを張り付けた物体を考える。物体を水平な床の上に置き、重りが床にもっとも近くなる位置にあるときを基準と...
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仕事とりかえばや物語

1.はじめに  芥川龍之介の短編小説「蜘蛛の糸」の主人公カンダタが蜘蛛の糸を登るとき、カンダタの重心運動に仕事をしたのはカンダタの筋力か、それとも蜘蛛の糸の張力かで論争となり、双方譲らず、こう着状態が続いている。これを打開するには、力学の原...
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カンダタとヨーヨーと仕事の定義

仕事についての二種類の定義     定義A:仕事=物体に働く力×物体の(重心の)移動距離   定義B:仕事=物体に働く力×力の作用点の移動距離  辞書や教科書は、仕事の定義として、上記の2種類A、Bのうち、どちらかを仕事の定義としている。広...
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劇場型論戦「長崎の乱」

 混沌として先行き不透明な時代を象徴するかのように、異端の説?を唱える集団が日本物理学会を揺るがしているという。カンダタが蜘蛛の糸を登るとき、その重心運動に仕事をしたのはカンダタの筋力ではなく、蜘蛛の糸の張力だと主張する、いわゆる「張力派」...
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クーロン力で反発する2質点系

1.束縛力がない場合  質点AとBは、ともに質量がmで、どちらも帯電し正の電荷qを持ち、さらに、最初は、質点AとBとが長さ2y0の糸で結ばれているとする。AとBとはクーロン力で反発しあうので、糸には張力が働き、それはAB間の電気的反発力の大...
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自明性の罠

 先般来続けてきた、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を巡る力学論争(日本物理学会誌2016年9月号会員の声)を、一言で表せないものかと苦慮していたところ、奇しくも、今回の論争相手のなかのお一人、鈴木亨氏から、「自明性の罠」という言葉をご教示頂いた(...
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芥川文学「蜘蛛の糸」を巡る力学論争

1.はじめに  芥川龍之介の小説「蜘蛛の糸」で、蜘蛛の糸を登るのに仕事をしたのは、物語の主人公カンダタの筋力(筋力説)か、それとも蜘蛛の糸の張力(張力説)と考えるべきかが論争になった1,2,3)。まず、二つの説を紹介しておこう。 筋力説:カ...
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球と円柱と円筒の転がりレース

このページは旧版です。数式が見にくいので改定しました。改訂版にお移りください→コチラです。 図のような傾斜角θの斜面を、球と円柱と円筒が、静止状態から同時に滑ることなく転がる場合、三つの物体のどれが一番早く転がるかを考えよう。斜面に平行に...
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