力学

スポンサーリンク
力学

AIの読解力と記述式問題

 学生の読解力向上のために、2021年1月からの大学入試共通テストに出題が予定されていた数学と国語の記述式問題は、公平で正確な採点が困難という理由で急遽見送りとなりましたが、 50万人以上の受験生が一斉に受験する共通テストに、記述式問題を...
力学

滑りながら転がる球

 水平な床の表面状態が {x }=0で二分され、 {x } <0の領域では滑らかで、 { x } >0では粗いとする。 {x } <0 の領域を、回転せずに 速度 { v }_{ 0 } で滑ってきた球が、時刻t=0に ...
力学

ローラー引きの力学

1. はじめに  最近は、テニスコートでローラーを引く光景を見かけなくなったが、まだクレーコートが主流の時代には、テニスの練習は準備体操も兼ねて、まず、ローラーを引いてコートの地ならしをすることから始まった。テニスコートのローラーは...
コーヒーブレイク

自転車が道路を走るしくみ

 自転車に乗って加速する場合、人と自転車の系の並進運動に仕事をするのは、ペダルを踏む人の筋力だろうか。それとも、道路との摩擦によって、自転車のタイヤが道路から受ける水平抗力だろうか。 自転車が受ける水平抗力  図のように、系に...
力学

一般の常識と力学の常識

 筆者が長崎大学の教養部で物理の授業を担当していた頃、気になっていた疑問があった。当時、教養部学生の物理離れが問題になり、筆者は、その対策として物理の講義に、文学や日常の身近な現象を取り入れることを模索していたが、身近な現象を明快に説明す...
コーヒーブレイク

力学における仕事の定義

 仕事は初等力学にとって極めて基本的な概念だが、教科書や辞典にはどのように定義されているだろうか。高校の物理教科書には次のように定義されている。  物理では、物体に力を加えてその物体を移動させたとき、力は「仕事」をしたという。一直線上...
コーヒーブレイク

大先生と小心者と物理学会

 地道な研究の積み重ねによって発展してきた科学の世界にも、勇猛果敢な大先生が突如現れることがある。既に科学の常識とされている熱力学第二法則を‘神話’だと決めつけ、独自の熱力学を主張されていた先生が、昔、筆者と同じ大学の他学部におられたが、...
コーヒーブレイク

15のときより60年

 15のときに物理を学びはじめて以来、今日までの60年間、ニュートンの運動法則が力学のすべてだと信じてきた。物体の加速度も、速度も、運動量も、そして、エネルギーも、ニュートンの運動方程式から導かれるべきである。それを否定するなら、それが日...
力学

力学教育における「岩盤規制」

 静止した床からの抗力や、天井の固定点から吊るした糸の張力など、作用点の動かない力、いわゆる束縛力も仕事をすることができるという筆者の主張1,2)に対し、日本物理学会および日本物理教育学会の理不尽な「岩盤規制」が立ちはだかっている。そのた...
力学

運動と仕事

 抗力は仕事をするかしないか、仕事の定義はなにか、そもそも定義する意義はなにかについて3年間に亘り、物理学会、物理学会誌や、学会メーリングリスト、さらに本ホームページで議論してきたが、そのなかでの筆者の主張の要点を以下にまとめてみた。 ...
スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました